更新日:2020.08.25
四季がある日本。折々の景色は目を楽しませてくれますが、特に夏の暑さと冬の寒さへは「快適」とは言えないものがあります。それは、住まいに置き換えても同じこと。本来、どこよりもくつろげる我が家のはずなのに、梅雨時はジメジメ、夏は窓を開けても暑い、冬は暖房が効いていない部屋は外と同じくらい寒い……。これでは快適とは言えませんよね。
ところが近年、住宅機能は進化を遂げ、快適が叶うようになってきました。その機能が「気密性」と「断熱性」です。
住宅に備えるべき機能として近年、新築やリフォームで注目されているのが「高気密高断熱」というキーワードです。「気密性」とは、家の隙間を可能な限り少なくして、屋内と外部との空気の流れをシャットアウトする性能です。
もうひとつの「断熱性」は、断熱材を壁の内側や外側に使用し、外気を伝わりにくくする性能のことを意味します。
高気密高断熱を採用することで夏の暑さや冬の寒さの影響を受けにくくなり、冷暖房の効率が高くなります。省エネにもつながるため、電気代の節約にもつながるというわけです。高気密高断熱にこだわることで、快適さは大きく変わると言えるでしょう。
家の機能として設計段階から考えたいのが「動線」です。生活動線、家事動線とも呼ばれ、ライフスタイルに合わせて効率よく間取りが設計されていることを意味します。例えば、洗濯機と洗濯を干す場所が離れていては移動が大変。家事は毎日のことだけに、無駄な動きが多いようではストレスになってしまいますよね。
スムーズな動線をつくるには、暮らしをシミュレーションし、設計段階から計算することが大切です。バスルームや寝室の位置なども含め、家族が暮らしやすい動線を確保しましょう。
マイホームは一生に一度の大きな買い物です。この先何十年も住む家だからこそ、快適を求めることに妥協はせずいどみたいですよね。目に見える部分にこだわりたい気持ちはわかりますが、それ以上に大切なのが家の機能です。その部分の予算を削ったことで月々の電気代がかかるようでは、結果として出費が多くなることも。
あらかじめ住宅にかけられる総予算を決め、その範囲内で理想のマイホームを追求することが後悔しない家づくりにつながるのではないでしょうか。
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